歯医者の思い出

夏休みになると、自分が子どものころの事を思い出します。毎朝ラジオ体操に行っていた事や、プールに通っていた事、クーラーがなかった当時は毎日暑かったなど色んな事が思い出に刻まれていますが、その中の一つに歯医者の思い出があります。小学校のころは、毎年夏休み前に歯科検診が学校であり、虫歯があれば夏休み中に歯医者に通って治療しなければなりませんでした。治療したかどうかは、事前に渡された治療カードの提出があるので、逃げることができません。ほぼ毎年虫歯の治療カードをもらっていた私は、夏休みに3歳年上の姉と歯医者に通っていました。昔ながらの歯医者に通っていましたが、建物も古く、先生もおじいさん先生でした。小学校低学年の頃は、その歯医者の雰囲気が怖くて、いつも逃げたかったのを覚えています。しかし不思議と痛かった思い出というのはありません。痛みもあったかもしれませんが、忘れてしまったのだと思います。でもあのドキドキ感は忘れられません。